イーロンマスク、「スパムブロックしようとしても効かず、自アカウントのフォロワー数が過度に減る」という、またもスパマー優遇のわけわからない機能を実装。ほんとうにすばらしいですね(棒読み) https://t.co/2CLae9bl9U
— マライ・メントライン@職業はドイツ人 (@marei_de_pon) 2024年3月13日
現在Xでブロックがうまく機能せず、スパムアカウントを退けることができない状況になっています。
しかも、ブロックしようとすると自アカウントのフォロワー数まで減ってしまうことがあり、Xユーザーにとっては困惑してしまう事態です。
これはスパムアカウントにとっては有利な状況です。ブロックされなければそれだけインプレッション数を増やせるので、収益につながるわけです。
果たして現在の状況はただの不具合なのか、それともイーロン・マスクが意図的にしていることなのでしょうか。
いいね数非表示も何の意図があってすることなのか不明でしたが、インプレゾンビが有利になってしまっている現状を見ていると、結局インプレッション数至上主義を取り入れたいのではないかと疑いたくなります。
投稿の評価をインプレッション数に一本化することで、収益狙いのアカウントばかりが増えてしまうことでしょう。
ブロック機能がうまく働かないのも、インプレ重視のスパムアカウントを利するためと思われても仕方がありません。
いいね数非表示は改善かもしれないと予測はしたものの、そうでない可能性が高くなっています。
いいね数が非表示になることで、結果としてヘイト発言に多くのいいねがついている状況は不可視化されます。
差別に苦しんでいる人は、これで多少苦しさが軽減されるかもしれません。
しかしそれはあくまで結果論であり、イーロン・マスクには別にXでの差別発言を減らす気はないように思われます。
むしろインプレッション数のみを表示することで、話題になりそうな差別発言が増えてしまう可能性すらあるので、Xの治安が良くなりそうな気配はありません。
この状況が続くなら、Blueskyへの人口流出は加速するでしょう。
Blueskyにも問題はないわけではないのですが、アカウントが収益化できない以上、インプレゾンビが存在しません。
今何してる?みたいなトレンドワードも出てこないので、よその揉め事を強制的に見せられることもなく、静かな環境です。
問題はまだまだ人口が少ないことで、承認欲求を満たすには不向きであることですが、承認を満たそうと過激発言をする人が多いXよりはるかにいい環境であることは確かです。
また、まだまだ有名人が引っ越してきていないので、情報収集にも向いてはいません。
有名人を呼び込むには、Blueskyにもなんらかの収益化プログラムが必要なのかもしれません。
いずれ収益化が避けられないとしても、アカウント収益化の条件は、Xよりかなり厳しいものになることが予想されます。
というのも、Blueskyはイーロン・マスクに解雇されたTwitterの元「信頼と安全」チーム共同リーダーのアーロン・ロデリックス氏を雇っているからです。
ロデリックス氏はXのフェイクニュース対策に従事していたので、当然デマや陰謀論・ヘイトを垂れ流して収益に結びつけようとするアカウントには厳しく対処するでしょう。
将来Blueskyで収益化を認められるアカウントが出てくるとしても、それは良質な情報を提供するアカウントのみになると考えられます。
そうした部分でXと差別化することがBlueskyには求められているので、収益化するとしてもXのようなスパムアカウントを増やす愚は犯さないでしょう。
Xがこのまま混迷を深めていくかどうか、他のSNSの動向も含めて目が離せません。