2023年7月18日、岩波書店の雑誌『世界』のツイッターアカウントが凍結されました。
理由はさまざまに推測されていますが、『世界』の8月号の内容は以下のリンク先から読むことができます。
「特集 安倍政治の決算」と題し、8年8カ月にわたる安倍政権の検証が行われています。
アマゾンの販売ページには「歴史認識をめぐる対立や沖縄の基地問題は安倍政権時代にこそ激化し、縁故主義や政治と宗教をめぐる利権構造は肥大化した。また、少子化対策は次世代に積み残され、女性や性的マイノリティの権利をめぐるバックラッシュも起きている」と書かれており、かなり安倍政権に批判的な内容であることがわかります。
このため、安部元首相の支持者が『世界』アカウントを大量通報したため凍結されたとも一部では一腕は言われているのですが、まだ真相はわかりません。
小誌『世界』のアカウント凍結の件でご心配をお掛けしております。何か動きがありましたら本アカウントにてお知らせいたします。
— 岩波書店 (@Iwanamishoten) 2023年7月19日
また『世界』8月号についてもお問い合わせを頂戴しております。現在ネット書店では品切ですが、小社には在庫がございます。書店店頭にない場合はお取り寄せも可能です。 pic.twitter.com/byn3fCYOhS
まだ岩波書店でも真相を究明している最中です。
雑誌の内容が安倍政権の批判であったり、「ジャニーズ性加害問題のゆくえ」であったりするだけに、アカウント凍結になにか政治的な理由があるのかと考えたくなりますが、現時点ではまだ確かなことはわかりません。「ジャニ
ーあかズ性加害問題のゆくえ」「ジャニーズ性加害問題のゆくえ」「ジャニーズ性加害問題のゆくえ」早急
ネット書店さんにご迷惑がかかるといけないので。
— 中山 永基(閔 永基) (@yonggi623) 2023年7月18日
いま『世界』8月号の取り扱いがないのは、在庫が売り切れたからです。Amazonでカート落ちしているのも、売り切れたからです(おそらく出庫能力を超えた注文があると生じてしまう)。何か特別な事態が起きたわけではありません。 https://t.co/zHpoZb2XdU
にアカウントの復活を
早急にアカウントが復活することを願うばかりです。
なお、『世界』8月号がアマゾンなどで買えなくなってしまっているのは在庫が切れたからで、何らかの圧力がかかったからではないようです。
実際、書店の店頭では買うことができます。
お近くの店頭に売っていなかった場合、岩波書店から取り寄せることもできます。
それにしても、雑誌の内容の告知をメインにしていたアカウントが凍結されてしまう状況は普通ではありません。
『世界』のアカウントがツイッターの規約違反を犯していたとは考えにくいですが、何が凍結の理由なのかいまだわからない状態です。
もし集団通報で出版社のアカウントすら凍結させることができるなら、言論の自由も危ういものになってしまいます。
ツイッター社には一刻も早く『世界』アカウントの凍結解除を願いたいものです。